ボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(34=帝拳)が、でラスベガス・デビューを豪快に飾ったWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)を絶賛した。

WOWOWの生中継にゲスト出演。フィニッシュブローに「一撃のパンチ力がまったく違った。誰もが納得するパンチ」と評した。「軽量級は体全体を使ったパンチの打ち方。その連動性がうまい選手はパンチ力がある」と分析した。

さらに「コロナ禍の中で、1年ぶりにはみえないパフォーマンスを見せてくれた」と褒めちぎった。

井上とは高校生の頃から親交がある。「いろいろ不安材料もあった中でも、ナオちゃんは強い。向上心の強い子だった。それが続いている。基礎がしっかりしていないと才能も開かない。井上ファミリーは基礎がしっかりしている」と感心しきりだった。

解説した元WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃氏(44)も「思うトレーニングできない中でラスベガスのメイン。しっかり倒して結果を残した。求められていることを実現した。さすが井上」とほめまくった。

「やりにくい相手。高いガードで、タフで、足も使う。狙いすぎると悪いパターンになりがち。井上は最後も力みなく冷静にカウンターを決めた。すごい」と褒め言葉が並んだ。