日本ボクシングコミッションと日本プロボクシング協会が23日、新型コロナウイルス対策連絡協議会をオンラインで開いた。現在はセコンドのうちリングに入るチーフ1人のPCR検査を義務化しているが、残る2人のセコンドについても検査の必要性について協議した。試合当日に抗原検査などが検討されたが、28日をメドに全国で対応可能かなどを調査することになった。

感染が拡大している状況から、興行時の救急医療体制の確保が課題となりつつある。医療現場が逼迫(ひっぱく)して、引き受け病院が満床に近い、ICUに空きがない、救急車要請の拒否などが懸念されている。病院が確保できない場合、興行は許可できないことが確認された。

また、日本協会ではガイドラインの順守をより周知徹底するために、イラストで示すポスターを作製して、加盟する全国のジムに配布した。