ボクシングの真正ジムは16日、神戸市の湊川神社で恒例の必勝祈願を行った。

新型コロナウイルスの影響で興行の見通しがたたない中、山下正人会長(58)は3月28日に神戸市内で行う興行を皮切りに、関西で月1回の開催を目指すとした。有観客でも制限がかけられる中、興行に踏み切れないジムが多数。厳しい状況下、関西のボクシングの火を消すわけにはいかないという決意を示した。

3月は元WBA世界スーパーバンタム級王者・久保隼(30)をメインに計画。契約58・5キロでの8回戦を予定している。久保は「人混みを避ける時間帯で練習している。(国内で活性化している)フェザー級の争いの中に入っていきたい」と意気込んだ。