総合格闘技RIZINは4日、今年の第1弾イベントとしていた3月14日、東京ドーム大会の延期を発表した。

同日夜、RIZINの榊原信行CEO(57)がRIZIN公式ユーチューブで会見。大みそかのRIZIN26大会のリング上で、表明していた3・14東京ドームの第1弾イベントを春先か夏前ごろに延期すると表明した。その上で3月21日、愛知・名古屋市の日本ガイシホールで21年第1弾としてRIZIN27大会を開催すると発表した。

榊原CEOは「3月14日は延期します。東京ドームは必ず実現させたい。RIZINのブランドネームで開催したい。上期、前半戦で実施したい」と熱弁。21年に東京ドーム大会を開催する強い意欲を示した。

年間7大会を計画しているという。今秋からフェザー級GPを開催する姿勢を示し「ワールドワイドな大会したい」と強調。大みそかに参戦したシバター(35)の反響の大きさを認め、今後もユーチューバーの起用を考えていることを明かした。

またビッグマッチも1つのキーワードとして挙げた。キックボクシング界の「神童」那須川天心-K-1の3階級制覇王者武尊戦のカードについても「今年はどう具現化していくのか。RIZINの力だけでは無理ですが、動かしていくのはファンの原動力。たくさんの人たちの声となって届くと動かないものも動くと思います。ビッグマッチに向けて動きたい」とも力説した。

新型コロナウイルスで大きな会場での大会が自由にできない状況のため、通常のナンバーシリーズ以外の興行スタイルも模索していることも付け加えた。榊原CEOは「コロナ禍が1つのトリガーとして実験的かもしれないが、スタジオRIZINという無観客のリモートでやるのもいい。また方向性の違う大会や地方都市で開催していくとか」と説明していた。