新日本プロレスなどで活躍していたデイビーボーイ・スミスJr.(35)がWWEと契約を結んだと17日(日本時間18日)、米メディアが報じた。11年8月に解雇されて以来、約10年ぶりのWWE復帰となる。既に16日(同17日)、米ヒューストンで開催されたスマックダウン大会のダークマッチに出場。NXTに所属するオースティン・セオリーと組み、タッグ戦でカムバックした。

スミスJr.は「このテキサス州ヒューストンのファンの前で、WWEに戻ることは素晴らしいこと。雰囲気、エネルギーは何ごとにも変えがたい。この10年間、日本、欧州と世界を回って最高のファイターになった。WWEに戻り、どれだけ成長したかを示したい」と意気込みを示した。

スミスJr.は20年にWWE殿堂入りを果たした父で「ブリティッシュ・ブルドッグ」と呼ばれた故デイビーボーイ・スミスさんの代役として今年4月に開催された殿堂入り式典に出席。報道によると、3月にWWEと契約していたものの、WWEがツアーを再開するまで試合出場を控えていたという。

12年8月に何度か参戦していた新日本プロレスを主戦場とすると鈴木軍入り。ランス・アーチャーとのユニット「K.E.S」を組み、IWGPタッグ王座を獲得した。15年から鈴木軍の一員としてノアにも参戦し、アーチャーとともにGHCタッグ王座も獲得した。19年6月に新日本から離れ、米MLWマットで活動していた。