元K-1スーパーフェザー級王者卜部弘嵩(32=K-1GYM SAGAMI-ONO KREST)が約3年ぶりに芦沢竜誠(26=Dragon Fish)との再戦を迎える。

9月20日、横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP2021 JAPAN~よこはまつり~」(日刊スポーツ新聞社後援)で、18年11月以来、2度目となる芦沢戦(スーパーフェザー級3分3回)が4日、発表された。

20年12月の両国大会で、約1年ぶりの復帰戦として才賀紀左衞門戦が組まれた卜部弘だったが、前日計量で失敗し、試合も自らのローブローで試合終了という結果に終わった。約9カ月ぶりのとなるリングに卜部弘は「K-1リングに戻ってくることができました。関係者をなじめ。家族、仲間に感謝しています。芦沢選手にも感謝しています」と冒頭にあいさつ。「今後のこと、次の試合も考えていない。この試合に集中して全力を出したい」と静かに口にした。

芦沢との初対決は、先にダウンを許しながらも2度の右強打でダウンを奪い返し、逆転のKO勝ちを飾っている。卜部弘は「間違いなく前よりも(芦沢は)強くなっていると思う。前の試合のことはリセットし。今回が1戦目としてやりたい」と平常心を貫いた。一方、リベンジを狙う芦沢は「初めてKO負けし、ここから打たれ弱くなった。全部、お返ししてやりますよ」と自信満々の笑み。ラッシュを仕掛けると予告し「卜部選手は激闘タイプなので、やばい試合がみせられると思う。きっちりトレーニングしてきてください」と余裕の表情を浮かべていた。