一瞬の隙を突いてベルトを奪った。

GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権は、挑戦者のEita(29)、NOSAWA論外(44)組が、小峠、大原組にわずか5分足らずで勝利し、第46代新王者に輝いた。攻撃を仕掛けようとした大原の足をNOSAWAが引っ張り、振り向きざまにEitaがトラースキックをヒットさせ、一撃必殺。「俺たちが新チャンピオンだ。今日もしょっぱかったな、お前ら」と吐き捨て、笑いながらさっそうと引き揚げた。

普段はドラゴンゲートを主戦場とする。6月に親交のあったNOSAWAから誘われ、ノアのリングに登場。「想像していたのよりもしょっぱい。ノアジュニアをどんどんかき回してやる」。軽快なパフォーマンスだけでなく、試合後のマイクでもリング上を支配した。その後、GHCジュニアヘビー級のベルト挑戦を表明。3日の前哨戦では、2日連続の試合ながら小峠とのシングルマッチで完勝。倒れ込んだ小峠に頭から水をかけ、上から見下ろした。「これが現実だ」。やりたい放題、言いたい放題のEitaが、勢いそのままに結果も残し、参戦後わずか4カ月でノアのベルトを手にした。