強打を誇る梅津奨利(23=三谷大和スポーツ)が6勝6KO勝ちで東日本バンタム級新人王を獲得した。

同級決勝で、佐藤大仁(21=新日本仙台)と拳を交え、3回1分22秒、TKO勝利を収めた。開始10秒ほどで左フックで早々にダウンを奪取。3回には右ストレートでダウンを追加し、立ち上がった相手を容赦ない連打で攻め立てると、そのままレフェリーストップ勝ちとなった。

デビューから5戦は、すべて2回以内のKO勝ち。この決勝も3回KO勝利となった梅津は「相手もしぶとかったが、準決勝の後に倒すと宣言していたので。何とか倒せました」と満足顔。今後もKO記録更新を「伸ばします」と宣言した梅津は「次の全日本も通過点ですが、頭の中では確実に勝って全日本でも優勝したい」とキッパリ。22年2月20日の全日本新人王決勝(東京・後楽園ホール)を見据えていた。