2月27日に行われる第3代K-1スーパーバンタム級王座決定トーナメントの1回戦カードが決まった。第6代Krush同級王者玖村将史(23)-第6代Bigbang同級王者鬼山桃太朗(22)などで、K-1東京大会(東京体育館、日刊スポーツ新聞社後援)での対戦を主催のK-1実行委員会が24日、都内で発表した。

カードは試合順に金子晃大(あきひろ、24)-黒田勇斗(23)、璃明武(りあむ、21)-一航(いっこう、20)、玖村-鬼山、佐々木洵樹(30)-内田晶(しょう、24)。優勝を争うのはいずれもKrushのベルトを巻いた経験のある赤コーナーの金子、璃明武、玖村、佐々木と見られる。

会見で中村拓己K-1プロデューサーは「赤コーナーの4人はK-1の、このクラスの四天王だと思う」と話した。これについて玖村は「チャンピオンは1人で十分。2月に四天王じゃないところを見せる」と自信のコメント。そして、優勝候補筆頭と言われる点に「プレッシャーは全くない」とどっしり構えた。

昨年12月21日のトーナメント開催発表時には、海外選手の招請が予定されていた。ところが、新型コロナのオミクロン株感染拡大で2月の来日が見込めなくなり、日本人8選手によるトーナメントとなった。歴代王者に初代武尊(30)、第2代武居由樹(25)が名を連ねる階級で新たにベルトを巻くのは誰か、1カ月後の激闘が待たれる。

◆試合まで残り1カ月で何がポイントになるかについての各選手ひと言(回答順)

▽黒田「私生活から最高の時間にする」

▽金子「試合の日に100%に持っていけるように調整する」

▽一航「1デートーナメントは初めてなので、勉強して練習する」

▽璃明武「しっかり自分のレベルを上げる」

▽鬼山「しっかり気持ちを作る」

▽玖村「勝負は始まっていると思っている。いつでも戦える準備をする」

▽内田「1日1秒無駄ににすることなく準備する」

▽佐々木「人生でこういう時間がある人は少ない。隙を無くす練習をする」