K-1年間最大の祭典ケイズフェスタ5大会が4月3日、東京・代々木競技場第1体育館で開催されることが9日、発表された。無差別級トーナメントの他、スーパーライト級王者山崎秀晃(35)が大和哲也(34)を挑戦者に迎えた初防衛戦に臨むことが決定した。

20年9月に安保瑠輝也を1回KO撃破し、悲願の同級ベルトを巻いた山崎にとって、昨年3月のケイズフェイスタ4大会Day1で不可思とのノンタイトル戦を制して以来約1年ぶりのリングとなる。

今月5日に35歳を迎えたものの、気力、体力とも充実しているという山崎は9日、都内のホテルで会見に出席。若手時代のあこがれの存在が大和だったと明かし「自分は限界を突破しながら成長してきた。その結果、K-1のチャンピオンベルトが巻けている。試合では残酷なくらい一瞬で切り落としたい」と宣言。19年11月からの連続KO勝利を「6」に伸ばすことを誓った。

一方、大和は旧K-1時代となる10年WORLD MAXで63キロ級の日本王者に輝くなど、05年のプロデビュー以降、多くのタイトルを獲得してきた。ただ16年から再参戦している新生K-1では王座に届いていない。今回はラストチャンスとも言えるだけに山崎とともに会見に同席した大和は「怖くてドキドキするが、今年、新たな伝説を残したい」と気合を入れ直していた。

会場の代々木第1体育館はK-1旗揚げ戦が開催されたメモリアルな会場となる。中村拓己プロデューサーは「歴史を引き継いで、新しい未来を作っていく大会にしたい」と強調していた。