3大タイトルマッチの1戦目となったRIZIN女子スーパーアトム級選手権は、挑戦者でDEEP・JEWELSストロー級王者の伊沢星花(24=フリー)が、王者浜崎朱加(40=AACC)を判定3-0で破り、MMA6戦目にしてRIZINの栄冠を手にした。

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「今回は3ラウンド判定勝ちします」。その宣言通りの戦いだった。フルラウンドを使って、絶え間なく動き続けた。多彩な関節技、グラップリング技術の高さを存分に披露。絶対王者に君臨し続けた浜崎を、防戦一方の状態にさせた。唯一のピンチは3回。腕ひしぎ十字固めを決められたかと思われる場面もあったが、腕が伸びきる瞬間に脱出に成功。逃げ出してすぐに形勢を逆転させると、そのまま逃げ切って見せた。

新王者に、いつものにこにこ笑顔はなかった。マイクを持っても号泣。「応援してくれているのに途中で気持ちが折れてしまったりして、まだまだ甘いところばかり」と反省を口にした。

昨年大みそかのノンタイトルマッチで勝利した浜崎を、今度はタイトルマッチで撃破した。「RIZINで一番強いことを証明したい」と、榊原CEOにワールドトーナメントの開催を要求。「超新星」がさらなる高みを目指す。