プロボクシングWBC世界バンタム級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)が22日、羽田空港着の航空便で来日した。

6月7日、さいたまスーパーアリーナでWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)との3団体王座統一戦を控え、約2週間前の日本到着となった。マネジャーを兼務する妻レイチェル夫人ら計4人で到着ロビーに姿をみせ、報道陣に笑顔で対応した。ドネアとの書面による質疑応答は次の通り。

   ◇   ◇   ◇

-現在のコンディションと心境

ドネア「前回(19年11月のワールド・ボクシング・スーパーシリーズ決勝)の試合した時よりもコンディションは良く感じているし、調子はいいと思っている」

-いつキャンプを始め、どこで行ってきたか。スパーリングは何ラウンド消化してきたか。

ドネア「スパーリングは140ラウンドぐらいしてきた。(井上戦に向けた)キャンプは3カ月前から米ラスベガスで始めていた」

-井上との2年7カ月ぶりの再戦。どのような展開をイメージしている。

ドネア「今回は前回と違い、井上は全く別人のドネアと戦うことになるだろう。パンチは右でも、左でも、どんな展開でも、パンチを打ち込めると思っている。

-前回のWBSS決勝の動画は何度かみたのか?その後の井上選手の3試合はチェックしたか。

ドネア「WBSS決勝、その後の井上の3試合はところどころは映像で見ている。その後の井上の3試合は妻であるレイチェルがしっかり確認して、私に内容を伝えている。今回は前回と違った戦い方をする。井上も変わっているかもしれないが、同じドネアがくると思ったら間違いだ」

-井上との再戦はドネア選手のキャリアにとってどんな意味があるか

ドネア「今までのキャリアで1番大きな試合になるのは間違いない。年齢、キャリアを重ねてきたが、ボクシングへの情熱、技術は向上していると感じている」