プロボクシング日本人初の3団体統一を果たしたWBAスーパー、IBF、WBC世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)を、海外メディアも称賛した。

英ガーディアン紙(電子版)は7日付で「モンスターとして知られる無敗王者の井上尚弥は、パウンド・フォー・パウンド・ファイターとして評判通りの実力を示した」と報じ、階級を超越した最強ボクサーの1人であると評した。第1ラウンド終盤にダウンを奪った右ストレートについては「赤外線誘導式」と表現。ミサイルを連想させる言葉で形容した。

米スポーツ専門局ESPN公式サイトでは、記事の冒頭で「もう井上尚弥が否定されることはない」と断言。さらに「“モンスター”がパウンド・フォー・パウンド・キングであることに疑いの余地はない」とたたえた。

米ボクシング専門誌「ザ・リング」では、「『丘の向こうからやってくるのは何だ?』『そう、怪物だ』」と書き出し、井上の強さや戦いぶりを軽妙にリポートした。