舞華が、時間切れ寸前で勝ち切った。

セミファイナルとなったレッドスターズ公式リーグ戦で、林下詩美(23)と対戦。昨年11月のワールド・オブ・スターダム選手権試合で敗れていたライバルに雪辱を果たした。

ドロップキックで先制を許すと、場外でボディースラムを決められるなど、序盤から苦戦した。それでも山茶華(変形大外刈り)を決めて応戦。試合はもつれにもつれたが、最後は「残り1分」のアナウンスが流れる中で、TAKA直伝の旋回式みちのくドライバー2を連発。ついに、3カウントを奪った。

11月20日に東京・有明アリーナで開催する新日本プロレスとの合同興行「ヒストリック・クロスオーバー」では、新日本の後藤洋央紀と組み、棚橋弘至と組んだ林下と対戦する。その前哨戦でもある一戦で、価値ある白星をつかんだ。

リーグ戦は開幕連敗スタートと苦しんだが、3連勝で巻き返してきた。「この季節は舞華の季節。でも、あいつ(林下)は欠かせない存在。残りはまだまだあるけど、私が全勝して優勝する」。3年連続3度目の出場で初優勝へ、この勢いで駆け抜ける。