モデルとしても活躍するなど女子格闘技の一時代を築き上げた長野美香(フリー)が、復帰2戦目を鮮やかな一本勝ちで飾った。

第3試合のストロー級(52・2キロ契約)5分2回で、20年2月にプロデビューを果たした井上智子(ストライブル茨城)と対戦。タックルでテイクダウンを奪うと、グラウンドの攻防で膠着(こうちゃく)状態が続いていたが、残り1分を切った直後に、鮮やかな腕ひしぎ十字固めで腕を伸ばしきってタップアウトを奪った。

子育てなどで休養を続けていたが、5月に約3年ぶりにリングに帰ってきた。ケイト・ロータス相手に一本勝ちを収めて復帰戦を飾っており、この日の勝利で2連勝。健在ぶりを見せつけた。試合後は笑顔を振りまきながら退場した。