“マネー(金の亡者)”の異名をもつプロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(45=米国)が24日、「エキシビションは遊びでしかない」と言い切った。

25日の格闘技イベント「超(スーパー)RIZIN」(さいたまスーパーアリーナ)で、人気総合格闘家の朝倉未来(みくる、30)とボクシングに準じるエキシビションマッチで対戦する。24日には都内で行われた前日記者会見に出席し、大会直前の思いを語った。

朝倉が23日の会見で「メイウェザーはびびっている」と発言したことについて問われると、目の色を変えた。「文章の中で『メイウェザー』と『びびっている』を一緒に使ってはいけない」と断言。「それを常に最強の相手と戦って証明し続けてきた。若いMMA選手はびびってるんじゃないかと口を出すけど、それは自分を奮い立たせるために言っている。本当は逆の立場なんじゃないか。俺にとって、日々の生活で朝食を注文するのと同じような感覚なんだ」と、朝倉を一蹴した。

さらに「エキシビションは遊びでしかない。なぜか相手は真剣になるけど」ときっぱり。エキシビションによって世界中を周ることで、たくさんの人を楽しませることが目的だと主張した。

さらに「移動して、ジムに行って走ったりはするけど、昨日の夜はパーティーに行って人生を謳歌(おうか)している。俺にとってボクシングは息をするのと同じ。本当にびびっているというのであれば、榊原CEOに相談して明日の試合は誰かが辞めるまでやってもいい」と、強気に言葉を続けていた。