WBO王者として挑んだポール・バトラー(34=英国)は、井上尚弥(29=大橋)の猛攻に耐え続けたが11回に力尽きた。

「守っていこうとは思っていない。攻めていこうとしたがうまくいかなかった。(井上の)パンチは思ったより強かった。スピードが正確で、それがパワーにはね返ったんだと思う」と話し、「何とか耐えていけたけど11回のボディーが効いた」と振り返った。

バトラー陣営のギャラガートレーナーは「井上は驚くべきスピードだった。彼がパウンドフォーパウンドに選ばれるのも当然だと思った」。バトラーも「非常にいい選手。チャンスはなかった」と4団体統一王者をたたえた。