第5試合のNEVER無差別級選手権試合は、挑戦者のタマ・トンガ(40)が第37代NEVER無差別級王者“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン(42)を破って新王者となった。9分36秒にガン・スタンから片エビ固めで3カウントを奪った。アンダーソンは3度目の防衛とはならなかった。

両者はかつて、ヒールユニット「バレット・クラブ(BC)」のメンバーとして行動を共にしてきた。昨年3月にトンガがBCを追放されると、アンダーソンは入れ替わるように5月にBCへ電撃復帰を果たした。6月にトンガを破ってNEVER王座を戴冠。さらに11月にトンガの弟のヒクレオとのタイトルマッチが決まったが、WWEとの契約を理由に来日を拒否。12月にスライドしたこの試合でヒクレオから勝利を収めると、この試合の後に激怒してリングインしたトンガを元祖ガンスタンで仕留めてみせた。

同じくガンスタンを武器とするトンガは大会前、対戦相手について「かつての師匠だが、それも昔の話だ。明日は師匠を超えて、再びそのベルトを獲得する」と宣言していた。その言葉を実現させたあとの会見では「アンダーソンにも感謝、愛を伝えたい。兄弟よ」と感謝。その直後、会見室に“乱入”してきたアンダーソンと缶ビールで和解の杯を交わした。

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