新日本プロレスの船橋大会が27日、千葉・船橋アリーナで行われ、コロナ禍で制限されていた声出し応援が、千葉県内で初めて解禁となった。

試合開始前には「声出し練習タイム」を設け、阿部誠リングアナウンサーとヤングライオンのボルチン・オレッグ(29=カザフスタン)が声出しをレクチャー。ファンは2人の掛け声に合わせ、「ボルチン」コールを行った。

約3年ぶりとなる声出しに最初は戸惑い気味の会場だったが、オレッグが「もっと行けると思います」とダメ出しすると、声量がアップ。オレッグは「すごい」と、照れ笑いを浮かべていた。なお、通常の50%での収容で開催され、声出しは不織布マスク着用の上で行われた。

新日本では、新型コロナで20年春から声出し応援を制限。昨年に入って、50%の観客制限を設けて声出しを可能とする大会を、9月から東京・後楽園ホールなどで複数回開催した。23年の最初の興行となる東京ドーム大会から「新ガイドライン」を導入。会場によっては、観衆の制限なしでの声援が全面解禁となっている。