前日本女子ミニマム級王者で現WBA女子世界同級4位の鈴木なな子(23=三迫)が約4年ぶりの黒星を喫した。

東洋太平洋アトム級王者松田恵里(29=TEAM10COUNT)との48・0キロ契約体重8回戦に臨み、0-3(73-79×2、72-80)の判定負け。19年5月のレンズ・ダッケル戦以来、5試合ぶりの黒星となった。これでプロ通算戦績は7勝(1KO)3敗となった。

昨春に立大を卒業し、ボクシングの練習に集中できる時間が一気に増加。ジムのインストラクターの仕事と両立しつつ、フィジカル練習など体作りのメニューに取り組む時間も増えた。初防衛成功後、日本女子ミニマム級王座を返上。さらに上を見据えて臨んだ松田戦だった。

1階級下とはいえ、現役の東洋太平洋王者、そして2度世界挑戦している世界ランカーの松田との対戦を「チャレンジマッチ」と設定して挑んでいたものの、攻略することはできなかった。