前4団体統一バンタム級王者でWBC、WBO世界スーパーバンタム級1位の井上尚弥(30=大橋)が、東京・有明アリーナでWBC、WBO同級王者スティーブン・フルトン(29=米国)に挑む一戦を前に、映像配信する「Lemino(レミノ)」が、井上がバンテージを巻く姿をライブ放送した。
22日の記者会見で、王者のラヒム・トレーナーが個人的な意見として、素手に直接テーピングを巻く井上のバンテージの巻き方に言及。その後、両陣営が話し合い、井上が素手に1度ガーゼを巻いてからテーピングを施すことで決着していた。
日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛事務局長は「JBCのローカルルールでは素手に直接テーピングをしてもOKですが、今回は井上陣営の提案もあり、(北米の)ABC(ボクシング・コミッション協会)のルールを採用した。フルトン陣営も『それで問題ない』と納得していました」と説明していた。
配信映像では、井上が素手にガーゼを巻く前に笑顔を見せ、フルトン陣営が録画してしっかりと確認する姿が映し出された。