プロレスリング・ノアの清宮海斗が、新日本の大岩陵平の“引き抜き”に成功した。

清宮は、G1クライマックス優勝決定戦が行われる両国大会の第1試合に登場。大岩とタッグを組み、オスカー・ロイベ&矢野通と激突した。試合は清宮の変型シャイニング・ウィザードからの片エビ固めで、ロイベから3カウントを奪取。その後のバックステージだった。神妙な面持ちで登場した清宮&大岩は、ゆっくりとカメラの前に向かって話し始めた。

清宮 G1クライマックス最終戦、無事に終わりました。やっぱいいですね。大岩選手。今日もタッグ組んで、隣ですごい向上心感じます。プロレスリング・ノアと、新日本プロレス、そして、大岩選手本人が良ければ、自分と一緒にノアでやってみませんか?

清宮からのスカウト。言葉1つ1つをかみしめ、大岩が口を開いた。

大岩 チャンスくださってありがとうございます。自分も清宮さんと同じ気持ちです。是非よろしくお願いします。

2人は、ガッチリと握手。大岩のノア参戦が決まった形となった。

大岩 新日本プロレスファンに一つ約束します。いつになるか分かりませんが、自分は必ず強くなって、このリングに帰って来ます。

清宮はN-1を欠場し、G1に乗り込んできた。優勝を目指していたが、結果はAブロックで2勝3敗2分け。強烈な爪痕を残すことはかなわなかった。それでも、新日本の若手・大岩という原石に出会えたことで、何かしらの成果を得られたようだ。