ONEなど世界で活躍し、修斗第10代世界バンタム級チャンピオンの佐藤将光が、16年リオデジャネイロオリンピック(五輪)男子グレコローマン59キロ級銀メダリストの太田忍に判定勝利した。「一本、KOで勝ちたかった。でもプラン通り、出来た試合だったかなと思います」と淡々と振り返った。

父も世界で活躍する有名ファッションデザイナーの佐藤考信氏。この日、将光が入場で着用していた白い衣装も父がデザインしたものだった。父は残念ながら観戦に来られなかったが、将光によれば「パリにいるんで。パリコレですね」と理由がいかにもだった。

将光は今回がRIZIN初参戦。試合後のマイクでは「はじめまして(自分を知っているかで)にわか、にわかじゃないのセンターラインの佐藤将光です。そう言われているからメインじゃなくなったけど(笑い)」と自虐的に笑った。今回の名古屋大会は盛り上がりが不安視されていたこともあり「僕じゃ足りないってことが理解できる。でもうまいワインの味は、知っている人だけが分かればいい」と独特な表現で締めた。

【RIZIN】46歳所英男は判定負け、リオ五輪銀の太田忍も判定で敗れる/ライブ詳細