プロボクシングWBA世界バンタム級王者井上拓真(27=大橋)の初防衛戦、WBA世界フライ級1位ユーリ阿久井政悟(28=倉敷守安)の世界初挑戦が組まれた11月15日のダブル世界戦(東京・両国国技館)が延期されると28日、発表された。井上がスパーリング中に左第10、11肋骨(ろっこつ)を骨折。メインイベンターの出場が不可となったため、興行自体を延期することが決まった。

Amazonプライムビデオでライブ配信される予定だった同興行で、井上はIBF世界スーパーフライ級王座を9度防衛した現WBA世界バンタム級6位のジェルウィン・アンカハス(31=フィリピン)との初防衛戦が決まっていた。発表後、自身のSNSを通じ、井上は「僕の練習中の怪我により11月15日の興行が延期になりました。楽しみに待っていて頂いたボクシングファンの皆様、アンカハス陣営、同じ興行に出場予定だった選手、そして関係者の皆様、大変申し訳ございません。今はまず怪我の回復に努めたいと思います」と謝罪した。

井上は約4週間の加療を要するとの診断結果が出たため、回復状況をみながら興行日程が再調整される。 なおチケット払い戻しはローソンチケットで受け付ける。