節目の50回目を迎えた「2023年度プロレス大賞」(東京スポーツ新聞社制定)選考会が12日、都内で行われ、新日本プロレスの内藤哲也(41)が3年ぶり4回目の最優秀選手賞(MVP)受賞を果たした。

アントニオ猪木(6回)オカダ・カズチカ(5回)に次ぐ史上3位タイで武藤敬司、天龍源一郎、棚橋弘至と肩を並べたことになる。MVP候補は他にSANADA、高橋ヒロム、拳王の名前が挙がったが、内藤は1回目の投票で19票中11票を集めて受賞となった。

今年はG1クライマックスで優勝したものの、タイトル戦は1度も戦わなかった。それでも2月21日に東京ドームで行われた武藤敬司引退試合で対戦相手を務め上げたことなどが評価された。「タイトルマッチをやらなくてもMVPが取れる。すごいレスラーになったもんですね、内藤哲也も」と自画自賛。受賞回数は気にしていないと説明し「俺は“今”という言葉が好き。今、プロレスを応援してくれる皆さまの心に1番残るレスラーが内藤哲也であればいい」と話した。