全日本プロレスの顔になりつつある斉藤ブラザーズがピンチだ。「プロレス中継70年史 THE日テレプロレス」が後楽園ホールで行われ、ジュンとレイの兄弟は第1試合でノアのサクソン・ハックスリー&ティモシー・サッチャー組と対戦した。

いきなり大男たちの大乱闘となり、1分5秒、両チームリングアウトで終了となってしまった。その後、両軍の希望で再試合が行われ、レイがボディ・スプラッシュでサクソンを圧殺して斉藤ブラザーズが勝利した。

しかし試合後、レイに異変が。右腕を押さえて苦痛に顔をゆがめ、バックステージも素通りで病院へ向かった。関係者によると右肩を脱臼したとみられる。レイは20日の全日本プロレス後楽園大会で中嶋勝彦の3冠ヘビー級王座に挑戦する予定だが、出場に暗雲が垂れ込めてきた。

斉藤ブラザーズとしても25日京都大会でビジネスタッグ(宮原健斗&青柳優馬)との世界タッグ王座防衛戦がある。レイが重傷であれば、こちらの試合も開催できない可能性が出てくる。