ボクシング「3150FIGHT」を手がける亀田興毅ファウンダー(37)の“秘密兵器”がベールを脱ぐ。名古屋で初開催の興行(31日、名古屋国際会議場)で、2年前の国体で優勝した実績を持つ森脇龍星(19=KWORLD3)がプロデビューする。

16戦9勝(6KO)6敗1分けのキャリアを持つパークプーム・タウィンラム(タイ)とのバンタム級6回戦が1日、大阪市内の所属ジムで発表された。興毅氏は「技術的には仕上がっている。今、日本選手で熱いバンタム級、スーパーフライ級で次にわかせる世代になってくると思う」と大きな期待を寄せた。

森脇は「絶対に勝ってこの先につなげていきたい」と意気込む。諸事情でプロボクシングを断念した父啓悟さん(44)の夢を一身に背負う。幼少期から極真空手に通い、小学4年から6年まで無敗を貫き、約100連勝したという。森脇が「怖くて、見つからないように隠れていた」と苦笑いで振り返る父の熱血指導もあって小学5年、6年時には極真空手の年代別世界大会を制覇。満を持してボクシングに転向した。

高校ボクシングの名門、兵庫の西宮香風でもインターハイ準優勝などの実績を残した。「目標はもちろん世界王者です」。父はセコンドライセンスを取得し、デビュー戦もサポートする。亀田家に通じる父子鷹(だか)で夢へと突き進む。【実藤健一】