東京女子プロレスのプリンセス・オブ・プリンセス王者、渡辺未詩が4月30日、5月6日後楽園大会での初防衛戦の調印式に出席した。

挑戦者である中島翔子を目の前にして「この世で1番尊敬している存在。織田信長と並んでいる」と話し「中島さんとベルトをかけて戦えるのはうれしい」と熱い思いを明かした。

リスペクトする理由として「ずっとひたむきにコツコツと努力する姿がホントにカッコよくて大好きで、私もその背中を追って努力できるように頑張ろうと」と語った。3月31日両国大会で頂点に立ってからは、ふがいない戦いが続いた。4月13日に6人タッグで、中島から直接3カウントを奪われた。「このベルトを持ってるってことは、いつだって狙われてる存在だってことが分かっていなかった」。王者としての自覚が足りず「甘い考えだった」と振り返った。そんな中、中島から挑戦表明を受け「もっともっと成長しないといけない」と気を引き締めた。

シングルの直接対決は2年前の夏。トーナメント戦で勝利を収めたが「あの時は無我夢中に進みすぎて、周りが見えていなかった」。今回は地力を付け、自信持って臨む。「フィジカル的な意味では追いついた可能性もある。あの夏は奇跡だった。今回勝ってやっと自信につながると思う」。初防衛を果たし、尊敬する先輩に王者としての渡辺未詩を認めてもらう。