ボクシング21年世界ユース優勝などアマ9冠の実績を持つ堤麗斗(22=東洋大4年)が志成ジムからプロ転向すると18日、発表された。アマ13冠で現WBA世界スーパーフェザー級4位の兄駿斗(25)と同じジム所属で、世界を目指す。
同日には東京・目黒区の志成ジムでプロ転向会見に臨み「ずっと小さい頃からプロで戦うことを夢見ていた。世界王者は通過点。日本だけでなく世界に評価してもらえる『すげえヤツがきたな』と思ってもらえるような試合をしたい」と抱負を口にした。
兄とともに、元世界4階級制覇王者井岡一翔(35)、元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(29)らが所属するジムに入門する。兄が所属していたこともあり、東洋大1年から定期的に同ジムでトレーニングを積んでいたという堤は「兄貴と一緒にやりたい、兄貴の背中を見てやってきた。あとは練習環境。井岡さんをはじめ、ジムの尊敬できる先輩、良いチームメートがいたり、佐々木(修平)トレーナーとも一緒にやっていきたいと思った。練習環境としては1番良いと思った」と経緯を明かした。
21日には所属ジム興行のメイン前に公開プロテストに臨み、日本では3人目となるA級(8回戦以上)のプロテストを受験する。国際大会の実績を受け、日本ボクシングコミッションから特例で認められたもの。A級受験は12年ロンドン・オリンピック(五輪)男子ミドル級金メダリストで元WBA世界同級スーパー王者の村田諒太、21年世界選手権金メダリストの坪井智也に続き、3人目だ。興行はABEMAでライブ配信されることになっている。
堤は「最初から8回戦でやらせてもらえるが、プロの世界は厳しい。1発で試合が変わる世界。そういうところも含め、アマからプロに模索している。プロデビューからインパクトある試合したい。目の前の試合に1個1個、勝っていきたい」と意気込みを示した。
主戦場はフェザー級を予定している。通常体重は66キロ程度だという堤は「自分的には適性階級だと思っている。厳しい階級だと思うが、理想は10戦以内で世界に行きたいと思う」との野望を口にした。
プロ初陣は、5月ごろを予定。既に1月からスパーリングを開始しており、プロデビューの準備を進めている。堤は「いつでもプロに対応できる準備をずっとやっている。1番の武器は踏み込みの速さだったり、パンチのキレだったりが持ち味。相手に何もさせない。かつカウンターパンチ、キレのあるパンチで派手に倒していきたいと思っている」と胸を躍らせていた。
◆堤麗斗(つつみ・れいと)2002年(平14)8月26日、千葉市生まれ。幼少期から極真空手を習い、兄駿斗にあこがれて小学5年の時、ボクシングに転向。U-15(現ジュニアチャンピオンズリーグ)全国大会では同5年から中学2年まで4年連続V。兄と同じ習志野高に進み、1年に総体、国体、選抜、2年に総体、国体で優勝し高校5冠。東洋大に進むと21年世界ユースで優勝(ライト級)。24年の全日本選手権優勝後、プロ転向を決断。家族は両親と兄2人。身長165センチの左ボクサーファイター。

