無敗の格闘家で、プロボクシングWBC世界バンタム級1位の那須川天心(26=帝拳)と8日に東京・有明コロシアムで対戦するWBA世界同級6位ビクトル・サンティリャン(29=ドミニカ共和国)が2日、来日した。ビセンテ・デラクルス・トレーナーとともに母国からドイツ経由で日本に到着。長旅の疲労もみせずに「とても調子はいい」と自信の表情を浮かべた。

愛称はチコマロ(スペイン語でバッドボーイ)だというサンティリャンは母国の首都サントドミンゴで実戦練習を消化。計100ラウンドのスパーリングに取り組んだという。那須川との世界ランカー対決に向け「大きなチャンスととらえているし、そのための練習をしてきた。最高のマキシマムなパフォーマンスをみせたい」と強調。那須川についても「良いボクサーだが、私のキャパシティーと能力からすれば、彼に簡単に勝つことができると思う」と豪語した。

今年2月に行われた那須川-前WBO世界同級王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)戦をチェックし、勝利を確信したと明かした。「良い印象を持ち良い試合だと思った。ただ、それを見て私は勝てると思った」と自信に揺るぎはない。那須川にとっては世界前哨戦と位置づけられた試合になるが、サンティリャンは「希望を持ち続けてください。しかし勝つのは自分」と言い切った。

那須川は4月のカード発表会見で格闘家時代の18年大みそかのエキシビションマッチで拳を交えた無敗の元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)とサンティリャンの風貌が似ていると発言。それを伝えられると、サンティリャンは笑みをこぼしながら言った。

「メイウェザー戦の動画も見たよ。ひげと髪形はメイウェザーだね。メイウェザー戦と同じように悪夢を見ることになるだろう。私の方が能力とボクシングテクニックで上回っている。きちんと準備してきてくれ」。

バッドボーイらしく、自信満々で那須川撃破を誓っていた。