<プロボクシング:日本フェザー級王座決定戦10回戦>◇19日◇東京・後楽園ホール

 同級1位天笠尚(26=山上)が、WBC世界同級5位の鈴木徹(25=大橋)をTKOで撃破し、新王者となった。179センチの長身を生かし、パンチを打ち下ろした天笠は連打で何度も鈴木をロープ際まで追い込んだ。5回に連打で1度目のダウンを奪うと、立ち上がった敵を再び攻め続けて2度目のダウンを奪取。そのままレフェリーストップとなり、5回2分39秒、TKO勝ちとなった。

 2度目の挑戦で王座に就いた天笠は「ここまで来れるとは思わなかった。勝てるとは思っていなかった。ジム初のチャンピオンだし、会長に感謝したい」と話した。

 これで天笠は19勝(15KO)4敗2分けとした。