<プロボクシング:東洋太平洋、日本ミドル級王座統一戦12回戦>◇1日◇東京・後楽園ホール

 東洋太平洋王者・柴田明雄(32=ワタナベ)に判定負けした日本王者・中川大資(36=帝拳)は現役引退を表明した。

 「メチャメチャ悔しいけれど、生涯最高の状態でリングに上がって、これが結果。今はすがすがしい」とキッパリ。12年6月、日本スーパーウエルター級王者として柴田の挑戦を受けて判定負けした直後、引退を決意しながら現役を続行。しかし今回は「やりきった感がある。もう引退撤回はない。これで引退です」と付け加えた。

 試合後、リング上では柴田に「オレは辞めるから、オレの分も強いチャンピオンになってくれ」とエールを送ったという。