大相撲の宝塚巡業が5日、兵庫・宝塚市立スポーツセンター総合体育館で行われた。同市では62年ぶりとなる巡業だけに、観客3240人を集めて満員御礼。横綱白鵬、稀勢の里の姿はなかったものの、横綱鶴竜、人気力士の遠藤らに加え、貴景勝、妙義龍といった兵庫出身のご当地力士、隣接する西宮市にある関西学院大OBの宇良らが登場するたび大歓声が起こった。

 同市の中川智子市長(69)は土俵際で歓迎のあいさつ。「女性だけの宝塚歌劇団のある町に、男性だけの大相撲が来てくださった。今度は力士の方々にぜひ宝塚歌劇のファンになっていただきたい」と訴えると、場内が笑いに包まれた。