碧山が過去2勝8敗と合口の悪かった千代の国を下して、自身最速となる9日目に勝ち越しを決めた。

 土俵際で突き落とされたが、先に相手の右足が出ていて、行司軍配差し違えで白星を拾った。「最後まで諦めないで良かった」という執念の一番。唯一の1敗で優勝争いの前線にいるが「考えないです。考えない方がいいです」と無心を心掛けた。