大相撲の秋巡業は7日、さいたま市で行われ、横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が市内の氷川神社で横綱土俵入りを行った。あいにくの雨天で拝殿のひさしの下での土俵入りとなったが、力強い雲竜型を披露した。興行と合わせて1日2度の土俵入りには「精神的にも体力的にも、いい経験をさせてもらっている。体も気持ちも整ってくる」と明るい表情で振り返った。

 この日は稽古はできなかったが、巡業中もできるときは1、2時間も散歩しているといい「ホテルに着いたら、走ってこようかな」と冗談を口にして笑わせた。