福岡・北九州市で11日に行われた大相撲冬巡業の会場に「白鵬を必ず殺す」などと脅迫する封書が名指しで届けられた横綱白鵬(32=宮城野)が、封書の内容を確認していたことが13日、分かった。この日の沖縄・宮古島巡業初日で、貴乃花親方(元横綱)の代理で巡業部長を務める春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)が明かした。

 封書は、北九州市立総合体育館に郵送で届いた後に白鵬に渡され、内容を確認した後に同広報部長の元に渡ったという。「事実だよ。あったんだよ」とあらためて脅迫文の存在を認めたが、詳しい内容については「今は捜査中だから」と伏せた。白鵬も「協会が対応していることなので」と多くを語らなかった。11日に警察に連絡済みで、春日野広報部長は今後の対応について「被害届を出すのか、出さないのか警察に相談しているところ」と慎重な構えを見せた。