元横綱大鵬(故人)の孫、納谷(17=大嶽)が初場所8日目の21日、祖父が現役時代に締めた化粧まわしを締めて、新序出世披露に臨んだ。

 9人の中で最初にしこ名が読み上げられると、館内には「納谷~」「大鵬~」とファンの掛け声が響き渡った。大鵬の地元・北海道で有名な、すずらんがあしらわれた化粧まわしを締め「背筋が伸びます。かっこいい。すごいうれしいです」と目を輝かせた。大鵬の命日だった19日は、遺影の前で手を合わせ、春場所から番付に載ることを報告した。国技館で見守った大鵬夫人の納谷芳子さんは「感動しました」と涙目だった。