日本相撲協会の理事、副理事を決める2年に1度の役員候補選挙は今日1日、立候補を受け付ける。理事候補は定員10人に対して6つの一門から11人、副理事候補は定員3人に対して4人が立候補し、ともに投票となる見込みだ。貴乃花一門は1月30日に理事候補2人、副理事候補1人を擁立する方針を確認した。

 明日2日の役員候補選挙の投開票を受けて当選した理事候補、副理事候補は、選任権を持つ評議員会の承認を受けて正式に「候補」が外れ、3月の春場所後に就任する。秋巡業中に起きた元日馬富士関の暴行事件で師匠の伊勢ケ浜親方は監督責任から理事を辞任し、巡業部長だった貴乃花親方は報告義務を怠ったなどの理由で、1月4日の評議員会を受けて理事を解任されたが、基本的には2年の任期を全うする。また春場所後に正式に就任した理事の互選で新たな理事長を決める。立候補者を除いた理事が投票し、前回は貴乃花親方2票、八角理事長(元横綱北勝海)が6票だった。