右手指に負傷を抱えながら1人横綱で臨む鶴竜(32=井筒)が2連勝を飾った。前頭筆頭遠藤(27=追手風)に押し込まれたが、右へ回り込んではたき込んだ。遠藤は1勝1敗となった。

 大関高安(27=田子ノ浦)は小結逸ノ城(23=湊)にはたき込まれて2連敗となった。逸ノ城は2連勝。地元大阪出身の大関豪栄道(31=境川)は、前頭2枚目荒鷲(31=峰崎)をもろ差しから寄り切って初日を出した。

 初場所で6年ぶりの平幕優勝を飾った関脇栃ノ心(30=春日野)は、前頭筆頭玉鷲(33=片男波)にはたき込まれて土がついた。

 元横綱日馬富士関による傷害事件の被害者で3場所ぶりに出場の十両12枚目貴ノ岩(28=貴乃花)は、同11枚目志摩ノ海(27=木瀬)を押し出して2連勝を飾った。大関経験者としては4人目の十両陥落力士となった十両5枚目照ノ富士(26=伊勢ケ浜)は、同5枚目臥牙丸(31=木瀬)に上手投げで勝ち1勝1敗とした。