大相撲春巡業は7日、愛知・刈谷市で行われ、25歳の誕生日を迎えた小結逸ノ城(湊)が、大関昇進を目標に掲げた。この1年間を振り返り「1度やせて、筋肉をつけて体重が戻ったので、今が1番いいと思う」と、幕内最重量215キロながら、以前よりも動きにキレがあると実感している。

 それだけに「25歳は大関を目指します。頑張ります」と、高らかに宣言。報道陣から贈られたケーキを手に笑顔を見せつつ、9勝6敗だった3月の春場所を振り返り「2ケタ勝ちたかった。もったいない相撲もあった。次は絶対に2ケタ勝ちたい」と、大関とりの第1歩への意欲を隠さなかった。