大相撲の大関高安(28=田子ノ浦)が10日、都内の部屋で稽古後、夏場所(13日初日、東京・両国国技館)について「出場は考えています。もちろん、出る気持ちでやります」と出場を明言した。同場所に向けて稽古が本格的に再開された今月1日、横綱稀勢の里との三番稽古の最中に右肩を痛めた。右肩は3日の稽古総見でも稽古を打ち切らざるを得ないなど再発し、さらに7日の二所ノ関一門の連合稽古では左上腕部を痛め、再び稽古を早めに切り上げていた。8日以降は軽めの調整が続き、この日も四股やすり足を繰り返したり、若い衆に胸を出したりと、相撲は取らなかった。

 それぞれの負傷についても「大丈夫です。あとは病院に行って検査したり、治療したり、いい方向にいくようにやっています」と、快方に向かっていることを強調していた。