大相撲九州場所(11日初日、福岡国際センター)前恒例の奉納土俵入りが2日、福岡市の住吉神社で行われた。横綱鶴竜(33=井筒)は露払いに正代、太刀持ちに錦木を従え、力強く四股を踏んだ。

秋巡業中に、古傷の右足首周辺の張り、違和感が生じ、まだ相撲をとっていないが、4日からいよいよ申し合いを行うという。「だいぶいい感じになってきた。体は十分に作ってきたので、あとは土俵の中のちょっとしたことだけ、と思うので」。

出場への意気込みを問われると「もちろん。それだけを考えてベストを尽くしたい。昨年(の九州場所)は出られなかったし、1年の最後の場所に出て、結果を残したい」と強い口調で話した。