西十両5枚目の照強(23=伊勢ケ浜)が、西十両11枚目翔猿(26=追手風)を寄り切りで下して9勝目を挙げた。

首位で並んでいた炎鵬が前の取組で負けたため、十両の優勝争いの単独トップに立った。

立ち合いは互いに正面から激しくぶつかったが、待ったがかかった。「1回目の立ち合いで『えっ』って思った。2回目の方があんまり良くなかったと思うけど」と2度目の立ち合いの感触は良くなかったが、右四つに組み止めて寄り切った。「いいところが取れた。途中まわしを切ったのもよかった。出し投げもよかった。最後は土俵際の逆転も気をつけながら取れた」と最初から最後まで理想の展開だった。