大相撲の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が初場所4日目の16日、現役を引退した。

4日目の錦木戦は、すでに取組が組まれていたため、不戦敗扱いになる。錦木は不戦勝のため、金星にはならない。これにより、稀勢の里の通算成績は800勝495敗98休になる。

稀勢の里は今後、引退届を日本相撲協会に提出する。すでに年寄「荒磯」の名跡を取得しているため、今後は荒磯親方として大関高安ら後進の指導にあたる。まずは日本相撲協会の年寄資格審査委員会で承認された後、理事会の承認をへて、正式に荒磯襲名が決まる。状況が整い次第、本人が記者会見を開く見通しだ。

断髪式を含む引退相撲は、国技館で行うことが確実。時期は今後、国技館の空き状況等をみて、日程を調整することになる。