1月の初場所中に引退した大相撲の元横綱稀勢の里の荒磯親方(33)が「力士の象徴」という、まげと別れを告げた。

   ◇   ◇   ◇

第70代横綱日馬富士のダワーニャム・ビャンバドルジ氏も、かつてのライバルの晴れ姿を見ようとモンゴルから駆け付けた。

断髪式ではさみを入れて「始まりもあれば終わりもある」と神妙な面持ちで話した。新入幕は同じ04年九州場所。左大胸筋のけがは、17年春場所の日馬富士戦で負ったものだった。親方として後進の指導に当たる荒磯親方に「しっかりとした育成をして、けがをしない力士を育ててほしい」と期待を寄せた。