大相撲春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)で大関とりに挑む関脇朝乃山(25=高砂)が27日、大阪市の時津風部屋に2日連続で出稽古し、横綱鶴竜と三番稽古を行った。

鶴竜から指名されて6番取って0勝。右を差すもアゴが上がって力が伝わらずに後退するなど、思うような相撲が取れず。「今日は自分の形になるけど攻めきれなかった。悪い所がたくさん出たから直していきたい」と前を向いた。

稽古後には、同じく出稽古に来ていた大関経験者で十両の照ノ富士から身ぶり手ぶりで指導してもらう一幕もあった。「相四つですし僕ができないことを教えてくれた。これから教えてもらったことをできるようにしたい」と感謝。指導内容については「そこはあまり話したくはない」と明かさなかったが、充実した表情を浮かべた。