大関貴景勝(24=千賀ノ浦)が初日からの連勝を4に伸ばした。

果敢に攻め込む東前頭2枚目阿武咲に、落ち着いて対処した。押し込まれても慌てず、得意の左からのいなしで崩し、最後は押し出した。安定した内容に「あまり作戦を考えず、自分がやってきたことを、集中して一生懸命やる」と淡々と振り返った。

三役以上の勝ちっ放しは貴景勝と小結照ノ富士だけとなった。直前の取組で正代が敗れたが「自分の相撲で、そこはあまり関係なかった。気合入れていこうと思った」と影響はなし。

「相手がどうだからと意識せず、とにかく後悔しないような相撲を。今日終わったから、また明日に向けて一生懸命頑張っていきたい」。17年初場所の稀勢の里以来となる大関優勝に向けて、一喜一憂せずに突き進む。