東十両13枚目の宇良(28=木瀬)が、貴源治(千賀ノ浦)を押し出し、4勝3敗と再び白星を先行させた。
突き放してくる相手を低い姿勢でいなしながらかわす。一瞬の隙を突いて足取りにいき、バランスを崩した相手を一気に押し出した。「よく分からなかったけど、体が動いてよかった。やってるときは必死なんで自分が何をしてるか分からない」。本能で動き回り、白星をつかんだ。
5日目に十両以上で27年ぶりの大技「居反り」を決めて大きな話題になった。しかし、前日6日目は完敗と16場所ぶりに復帰の十両の土俵でなかなか波に乗れない。それでも「勝ち負け関係なく、毎日力を出すだけ」。両膝の大けがで序二段まで落ち、はい上がってきただけに精神的な強さがある。ただ「長いですね」と久々の15日間の土俵に本音が漏れた。

