大関貴景勝が志摩ノ海との1敗対決を制して、単独トップに立った。

立ち合いから当たり勝ち、土俵外で粘られたものの、はたきで崩して押し出した。幕尻の挑戦を退けて、大関としては自己最多に並ぶ12勝目。2年ぶり2度目の優勝に向けて1歩前進した。

小結照ノ富士は竜電を押し出して2敗を守った。立ち合いでもろ差しを許したが、外四つから強引に前へ出ることはなく、相手の左下手を切って十分な体勢に持ち込んだ。14日目は志摩ノ海との2敗対決。千秋楽は結びで大関貴景勝との対戦が確実で、引きずり下ろすためにも負けられない。

優勝の可能性は貴景勝、照ノ富士、志摩ノ海の3人に絞られた。

貴景勝は14日目に関脇御嶽海と対戦する。直接対決の照ノ富士と志摩ノ海のどちらかが2敗で残るため、優勝力士は千秋楽に決まる。