西前頭筆頭の北勝富士(28=八角)が、大関照ノ富士に送り出され、初日から2連敗となった。立ち合い低くぶつかり、下からの低いおっつけですぐにはまわしを与えなかった。その後も、時折いなしながらの下からのおっつけで攻めたが決定打に欠け、粘り負けして右差しを許して送り出された。

足もよく動き、見応えのある一番となり「ガムシャラにやるだけだったので悔しい」と振り返った。初日は大関正代、2日目は大関照ノ富士、3日目には大関貴景勝との一番が組まれるなど、初日から試練の大関3連戦に。「早い段階で白星が欲しいけど大関戦が続くのはこの地位のさだめ。1日一番、しっかりやった結果が勝ち越しにつながってくると思う」と意気込んだ。